現団長によるマル秘エピソード集② 「初めての九州大会」
- shoko-p
- 2023年7月19日
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更新日:2023年7月20日
昭和58年合唱コンクール。自信はあったものの、まさかの九州大会出場。
だって、予選の3週間前に自由曲変更があったのだ。組曲「伊勢志摩」より「あいするもののために」を3月から練習し、県合唱祭にも乗せたのに・・・組曲「川よとわに美しく」より「静脈の川」に変わったのです。女声の多くは水俣在住だったが、男声の多くは学生であった。しかも、熊本市を中心に福岡・長崎・鹿児島とあちらこちらから。それでも3週間で音を取り、合わせて、本番に臨んだのでした。平均年齢20歳の若い力は想像を絶するもので、熊本県大会は見事金賞、宮崎への切符を勝ち取ったのでした。
初めての九州大会での演奏がよかったかどうか、よくわかりません。だって、自分たちではなかなかの出来で、もしかしたら金賞?なんて思っていたくらいです。表彰式は、会場の最前列にみんなで陣取り、表彰式で「金賞、合唱団みなまた」って呼ばれたらどんな大騒ぎしようかなどと考えていたくらいでした。ところが、金賞が過ぎ、銀賞が過ぎ、そして銅賞も発表が終わりました。「合唱団みなまた」が呼ばれることはありませんでした。まさかの出来事にしばし呆然。最前列に勇んで構えていた自分たちにあきれてしまいました。あれ以降、私たちが閉会式で最前列に並ぶことはなくなりました。
(合唱団みなまた30周年記念祝賀会記念誌より)
2023年5月27日(土) 水俣市エコパークにて

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